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小林よしのり
2020.1.9 09:54日々の出来事

堕ちた虚像、カルロス・ゴーン

カルロス・ゴーンの会見をちらっと見たが、酷かったな。
数か国語でプレゼンしても、商品をプレゼンするのと、
自分の身の潔白をプレゼンするのとでは全然違う。

自分の身に疑惑がかかった場合、「私じゃない」という
だけでは意味がないのだ。

ゴーンは「私は犯罪をしていない」「日本の司法は人権
侵害だ」「妻と会いたかった」「会社内の陰謀だ」しか
言ってない。
「確たる証拠は今後、出します」
羽鳥モーニングショーでは、「これから証拠が出てくる
でしょう」なんて言ってたが、出るわけない。

本当にプレゼンが上手いのなら、一個でもいいから、
衝撃的な証拠を上げて、これからもっと出しますと
期待を持たせるはずだ。

玉川徹はいまだにカルロス・ゴーンのカリスマ性と
やらを妄信しているが、もう虚像は剥がれ落ちた。
それが見抜けないのは「常識力」が弱いからだ。
「常識力」が弱い知識人は、麻原彰晃を信じてしまう
ものだ。
英語で話したから成功だなんて、馬鹿の極致だな。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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